不整脈
ドキドキする、脈が飛ぶ、息切れ、めまい、胸が苦しい、気を失うなどの症状がある場合、不整脈が原因かもしれません。
心房細動は加齢とともに多くなります。心房細動を放置すると心房内に血液が停滞し血栓ができやすくなります。血栓が脳の血管につまり脳梗塞を引き起こします。心房細動が原因の脳梗塞は他の疾患で起こる脳梗塞よりも予後が悪いと言われており、抗凝固剤による脳梗塞予防が大切です。
検査方法は電極(シール)を貼付し、24時間の心電図を記録する方法です。この検査の利点は、不整脈を複数の方向から観察が可能ですので、不整脈の起源がわかります。短所は記録時間が24時間ですので、その間に不整脈が出なければ、記録ができないと、装着中は入浴ができないこと(シャワーは可能)です。
通常 は24時間心電計を装着して検査しますが、週に1〜2回といった低頻度の不整脈は記録できない可能性があります。このような不整脈を検査するために当院では長時間ホルター心電計を導入しています。前胸部に貼付するだけで、PHILIPS社のePatchでは最大5日、J S R社のHeartnoteでは最長7日間の心電図を記録することができます。これに伴い、これまでの検査では見つからなかった不整脈が検出し、手術後の再発の有無を詳細にフォローすることが可能となりました。
また防水性能も携わっており、半身浴が可能です。短所は、1方向からしか不整脈を検出できないので、不整脈のあり、なしの判定はできますが、不整脈の起源まではわからない事です。当院では心電図、ホルター心電図、超音波検査など検査を行い、診断を行うことが可能です。ぜひ、ご相談ください。